フジのテレビ番組「テラスハウス」は今月一杯で終わるらしい。
当初、ハマってるダンさんを尻目に「あんなの見るなんて」と
イキがっていた私ですが、気づけば月曜夜11時には
いそいそとテレビの前へ。
今や完全にロックオンされてます。
楽しむようになったのは、作り物として見るようになってから。
出演者の行く先々にカメラが待ってて、出演者もそれわかってて、
彼らの衣装はひょっとしたらタイアップ。
考えたらそうよね、そういうことよね。
それに気づいてから、番組の微妙な生々しさから喚起される
「若かりし頃、あれに出ている若者たち程おしゃれでもスマートでも
なかったしモテてもいなかった自分は、彼らを笑い飛ばす土俵に
とても立てません的こっぱずかしさやいてもたってもいられなさ」という
自意識の壁をスルーできるようになって、個人的にぐっと
見やすくなりました。笑
あと意外にも、出てくる若者たちを見てて、
「あぁ、若いって、わりとこういうもんなんだな」と、
自分の中の「思い出すだに苦い、若かったときの思い出」が
結構ありふれた、そう特別なことでもなかったんじゃない?と
なんだか昇華されてしまったことも大きいです。
10代から20代にかけてって、人生のなかでもある意味
大変な時期だと思うんですよ。
自我を確立すべく、日々悶々と葛藤し、
妥協や諦観する程には経験もなければ余裕もなかったあの頃。
でも、自分は自分なりに頑張っていたんだな、他の人も多少なりとも
そうだったのかもな、とテラスハウスを見て思うというね。
私、真面目だなー。
というワケで、今や私のテラスハウスの見方は多分に
「ウンウン若いね。頑張れ!」的、孫を見るおばあちゃん目線です。
さて、今晩はどうなるんでしょう。