梅雨は一体いつ明けるのか。
天の気はまこと気まぐれ。
ところで、雨宿りって好きです。
ざぁっと夕立なぞに降られて大慌てで手近な軒先に駆け込むと、
隣の人も肩をハンカチで拭いている。
心の内で、「参ったな・・・早く止まないかな」と皆思ってるんだろう、と
同じ軒を借りてるモノ同士、なんとなく甘い連帯感。
目の前を果敢に走り行く人たちもなんだか微笑ましく、
打ち水で濡れた路面を渡る涼風に、も少し降ってもいいよ、とさえ思う。
雷が鳴ればなおのことよし。
そんなとき改めて、傘ってすげー、と思う。
テレビショッピングのマーク(仮)ならニッコニコできっとこう言うわ。
「ワーォこれ見てよ! 開くだけで濡れないなんて、信じられないよ!」
買うね。