□ JAまつり岡崎 お絵描き大会 2017.11.22

以下敬称略。

 

過日11月19日(土)、愛知県岡崎市で開催されたJAまつりにて、

今年も「子供お絵描き大会」のお手伝いをしてきました。

 

私がイラストを担当しているJAあいち三河発行の

コミュニティー誌「みようね!」より派生した、

野菜の絵を描こうという主旨のこのイベント。

今年で早くも4回目になりました。

 

あいにくの天気にも関わらず足をお運びくださった皆様、

ありがとうございました。

 

              すでに20号を数えた「みようね!」。

              会場には号は限られますがバックナンバーも。

 

 

今回スタッフの方がサクラのクレパスを準備してくださったのですが、

そのおかげか参加した子供たちののびのびした感じがこれまでと少し

違ったようで驚きました。

 

クレパスを握ったときのしっかりとした圧、紙に着地させたときの

滑らかなオイルのタッチ、線を走らせたときのすべらかな、あるいは

ざらついた紙との摩擦の感触、塗り重ねた時のこってりとした重み。

たくさんの色を眺めて感じる高揚感やその中からひと色を選ぶときの

緊張感や充足感。

 

そういった、画材に触れるだけで感じるいろいろを、

無意識に楽しんでもらえたのかな、と嬉しかったです。

 

 

            サクラクレパス。しかも16色ですぜ!

            そしてなんていい大根…

            活きのいい農産物が買えてほかにも

            いろいろ楽しめる、それがJAまつり。

            私は大根の葉をよくチヂミにします。

            葉っぱも美味しいよね!

        

 

そうそう、今回も「前にも来ました」とお声かけ下さった方がいて

嬉しかったです。

リピーターの方が増えているような。気のせいでしょうか。

ほかにも「みようね!」での告知を見て来てくださった方も

いらっしゃったようで…どなただったのかな。

私、現場ではいつも相当テンパッってますが、気軽にお声かけくださいね。

そんなん言われたらかえってかけにくいか。笑

 

                        描いてます描いてます。

 

 

ちょっと真面目なことを書きますと。

 

絵を描くことは、対象をなるべくリアルに紙に写すこと、と

考えられがちで、それはそういう絵の方が図工や美術の「学科」では

「優」をつけられやすいからなのですが、

実はそれは絵を描くためのひとつの方法に過ぎません。

 

少し突っ込んだ話になりますが、描くことの最初には、上記したような

描く為の道具とただ戯れるという非常に感覚的な快感があって、

その空想と泥遊びが混ざったような行為は創作への入口であると同時に、

それ自体がまさに根源的な創作そのものでもあると私は思っています。

(実際、絵画的技術を熟練させた末に、原点とも言えるそこへ戻る

 絵描きは多くいます)

 

それ故、小さな人の一見何かわからない描きなぐりも、

心と体を使って大いに遊びつくした跡なのだと感じます。

なのでもし、あなたがそれを傍で見守る立場の方なら、

「上手い作品」に仕立て上げさせることに苦心するより是非、

彼らが楽しい、好き、といった気持ちで臨んだことを

「楽しく描けたね、嬉しいね」と共に喜んでくれたらいいなと思います。

 

うーん、まだまだの自分ごときがこういうこと書くの相当ダサイな。

精進します。はい。

 

        皆けっこう集中してるのであんまり声かけないんですけど、        かけた方がいいのかなー。毎回悩む。

        でもわからないことがあったらどんどん聞いてね。

     

 

これを機に、家でももっと野菜や果物の香りや手触りや色のことを

体感してもらえたらいいなあと思います。

トマトを食べることが、リコピンやビタミンを取るだけでなく、

瑞々しく深い赤色や手おもりする丸い形が土から生まれる不思議を

受け取る喜びでもあると知ってくれたら、世界はもっと

楽しくなることでしょう。

 

やっぱねー何でも楽しいのが一番。

 

          三河産「とげなし美茄子(ビーナス)」という茄子から

          生まれたキャラクター美茄子(みかこ)さん。

          この度「みようね!」の正式なキャラクターに。             写真はスタッフの方手作りの整理券。私が欲しかった…

 

 

活き活きとした力作たちは、去年に引き続き、

次号の「みようね!」に掲載予定です。

まだ大分先ですが(来年の春か夏)、発行日にはまた

私のツイッターでお知らせします。

 

これまでの「みようね!」イラストは こちら から。

よろしければ。