□ テラスハウス    2014.9.22

 

フジのテレビ番組「テラスハウス」は今月一杯で終わるらしい。

 

当初、ハマってるダンさんを尻目に「あんなの見るなんて」と

イキがっていた私ですが、気づけば月曜夜11時には

いそいそとテレビの前へ。

今や完全にロックオンされてます。

 

楽しむようになったのは、作り物として見るようになってから。

出演者の行く先々にカメラが待ってて、出演者もそれわかってて、

彼らの衣装はひょっとしたらタイアップ。

考えたらそうよね、そういうことよね。

 

それに気づいてから、番組の微妙な生々しさから喚起される

「若かりし頃、あれに出ている若者たち程おしゃれでもスマートでも

なかったしモテてもいなかった自分は、彼らを笑い飛ばす土俵に

とても立てません的こっぱずかしさやいてもたってもいられなさ」という

自意識の壁をスルーできるようになって、個人的にぐっと

見やすくなりました。笑


あと意外にも、出てくる若者たちを見てて、

「あぁ、若いって、わりとこういうもんなんだな」と、

自分の中の「思い出すだに苦い、若かったときの思い出」が

結構ありふれた、そう特別なことでもなかったんじゃない?と

なんだか昇華されてしまったことも大きいです。


10代から20代にかけてって、人生のなかでもある意味

大変な時期だと思うんですよ。

自我を確立すべく、日々悶々と葛藤し、

妥協や諦観する程には経験もなければ余裕もなかったあの頃。

でも、自分は自分なりに頑張っていたんだな、他の人も多少なりとも

そうだったのかもな、とテラスハウスを見て思うというね。

私、真面目だなー。

 

というワケで、今や私のテラスハウスの見方は多分に

「ウンウン若いね。頑張れ!」的、孫を見るおばあちゃん目線です。

さて、今晩はどうなるんでしょう。